中国経済の目覚ましい発展により、当初は日本から中国への一方通行であったといえる日中間の企業進出は、近年では中国企業の日本への進出もさかんとなり、ますます発展しています。
また、観光産業においても中国の影響は大きく、国・地域別の観光客数は台湾、韓国に次いで3番目に多くなっています。こちらでは、中国語のニーズと多様性についてご紹介します。
■ホームページを中国語に
近年における中国のインターネット利用者は増加しつづけ、2013年には6億人を突破しています。当然中国をターゲットとしたインターネットビジネスや、インターネットを利用したプロモーションなども重要となってきます。そのため、中国語ホームページを準備し、運用していくことを検討されている企業も多いのではないでしょうか。
■中国語の多様性
中国語では大きく分けて、北京語、広州語、上海語などの言語が使われており、同じ中国国内においてもそれぞれの言語で口語による意思疎通が出来ないといったことがあります。しかし、公用語として北京語をベースとした普通話が発達しており、多くの場合は中国語ホームページ制作においてはこの普通話が使われます。
この普通話には「簡体字」と「繁体字」という字体があり、どの地域でビジネス展開を行うかで、字体を選択しなければいけません。簡体字は主に中国本土やシンガポール、繁体字は香港や台湾、マカオなどで使われています。
・台湾語
また最近では、台湾からの観光客が多いことから「台湾語」への翻訳を依頼されることもありますが、台湾の公用語は「北京語」、文字は「繁体字」を使用しており、また独自の言い回しがあるため、台湾人による的確な翻訳や校正が必要になります。
観光ガイドやホームページの観光施設、地域紹介などで、意味を勘違いしたまま中国語に翻訳されているのをたまに見受けます。日本の観光施設や地域など、日本国内の情報を正しく翻訳するには、翻訳者や校正者がそれらの知識や文化背景を理解している必要があります。インターネットが普及した現在では、物価の安い中国国内の翻訳者に簡単に発注することも可能になりましたが、本来翻訳会社はこのようなことが起らないように、翻訳者と綿密に打ち合わせを行い、注意深く校正する必要があります。
フィンチ・トランスレーションでは、日本語から中国語へ翻訳する際には使用する地域や、現地の文化や習慣に合わせて翻訳するよう心がけています。十分な校正を行い、誤訳のない、より伝わりやすい文章に仕上げます。さらに多彩なファイル形式での対応も可能ですので、料金やサービス内容についてもお気軽にお問合わせください。